ブーゲンビリアの海

海に行って、そのあとに少し飲んで、仕事の時間。
最近、体感する忙しさが、軽減している。
よく寝ているのもあるだろうけど、
実際に、ちょっとだけ、お客さんが減っている。
別に、問題があって減っているわけではなく、
単純に、もう、暑い季節の始まりだからだろう。
それでも、まだ、疲れるけど。


どんなに特別な誰かも、ふとしたことで、
普通の女の子になってしまう。
普通の女の子のように嘘をついて、
普通の女の子のように笑って、
普通の女の子のように泣く。
そんなことを考えながら、海で空を眺めた。
仕事場に向かう道に咲く、ブーゲンビリアの色が、
目に焼きついたまま、今日は終わる。


腕の中にあるイメージは、イメージのまま、
ふれることができないのが、さみしい。
さみしい、という気持ちを教わったのも、
ずいぶんと、前のことのような気がする。

久しぶりの休みに寝坊

おいしいごはんを食べる時間を逃した。
仕方ないので、適当に済ませて、映画漬け。


THE BUCKET LIST
2007年の映画。今、映画館でやってる。
ジャックニコルソンとモーガンフリーマンがすごい。
ジャックニコルソンに惚れ直すこと必至。
死をテーマにした映画なのだけど、
それとは関係ないところで泣けるので、
反則での減点はなし。
すごくよくまとまっていて、
それが、最後の最後につながる。
いい映画を観たなあって気持ちになれる。
DEFINITELY, MAYBE
ハッピーエンドのラブコメディ。
こじゃれた感じに抵抗さえなければ、
ブコメディ好きにはオススメ。
もうちょっと作りこんでほしかった気がする。
作りがゆるいので、途中で、だれる。
子役がすごくいい。ニューヨークが舞台の、
現代ドラマには欠かせないんじゃないかってくらい。
NO RESERVATIONSの子役だと思うんだけど。
最近、記憶力が、ひどく低下していて自信はない。
だからって調べもしない。開き直り。
FOOL'S GOLD
ばかばかしい映画。特筆すべきことはない。
でも、冒険したくなる映画ではある。
ゆるい現代のアクションアドベンチャー
まあでも冒険は大事だよね。
P2
今日の最後に観た映画にして、最高につまらなかった。
パニック系サスペンススリラーとでもするのか、
何の見所も、ひねりもない。
実際にありそうな話で、気持ち悪いけど、それだけ。
これで、犯人役が、ハビエルバルデムだったら、
ちょう悶絶しながら楽しく見られるのに。
気持ち悪い演技だったら、ハビエルバルデム以外に、
もう思いつかなくなってしまった。
主演の2人には何の問題もないのだけど。
暇つぶしに観るにはいいけど、本当に、
明日になったら忘れていてもおかしくない程度。
クリスマスの前にでも観るといいと思う。
クリスマスイブの話だから。


まだ、映画館でやっているぶん、3本を観ていない。
次に始まる映画の前には見切れないかなあ。
また、朝、起きられるときがあったら、観に行こう。
Resurrecting the champが観たくて仕方ない。
みんな大好きサミュエルLジャクソンがすごいんだよ。
あとの2本は割とどうでもいいんだけど。
ナルニアの新作の予告編に興奮したり、
アイアンマンの予告編に興奮したり(しつこい)
もうすぐバットマンの予告編も始まるかと思うし、
映画って本当に素晴らしいですね。
やっぱり、死ぬ時は、日の当たる庭に、
木の椅子と机を置いて、ワインでも飲んで、
そのままゆっくり死にたいなあと思う。
それか、好きな映画を観ながら、そのまま。
レストランやバーのテラス席で、ぼーっとしながら、
そんなことばかり考えている。
まだ、しばらく、時間はあるだろうけど。

引き鉄

今日は、仕事場の(キッチン限定だけど)
慰安ペイントボール大会。
大勢が集まれるのは、仕事の後しかないので、
0時から3時くらいまで、ペイントボール。
バスンバスン撃ち合った。
何箇所か被弾して、痕になってる。いたいよ。
ペイントボールって痛いものだったんだ。
でも、銃は持っていると、引き鉄を引きたくなるし、
やや離れたところに、何かが届く手段があると、
届かせてみようかなという気になる。
ただのゲームでこれなのだから、
本物の銃なんて、もっと、こわい。
ペイントボール自体は、中に入っているインクが、
エイリアンの体液みたいで気持ち悪い。
あと、ぐにょっとしているのに固い。
グミの固いのみたいな感じか。
人数さえそろうなら、日本に帰ったら、やりたい。


慰安、といえば、慰安旅行を思い出す。
昔、付き合っていた人が見せてくれた、
彼女の会社の慰安旅行の写真。
その頃は学生だったから、慰安旅行が、
どういうものなのか、わかっていなかった。
もちろん、今でも、慰安旅行のあるような、
会社で働いたことがないから、わからないけど。
宴会で何かしている写真は、かわいいけど、
ばかだなあと思った。
ふと、同僚のひとりと一緒に写っている写真で、
ああ、この距離は、そういう距離なんだなあ、
と、思わせるような写真もあった。
わざとやっているにしても、無意識にしても、
こういう、ばかさ加減に、甘いのかもしれない。
急な約束、渋谷で待ち合わせて、
紙袋を持った彼女がやってきたことがあった。
買い物していたの?とたずねると、そうだよ、と、
答えるのだけど、中身を見る限りでは、
買ったばかりのものには見えないので、
昨日から今日にかけて外にいたので、
急に買って着替えたのか、それとも、
今日の朝からのデートで、相手がやたらと、
香水をつけて歩き回る男だったのかまでは、
わからないものの、そういうことなんだよね。
しかも、そのブランドの春物には、その、
ピンク色(仮)の服はなかったはずで。
前のシーズンの売れ残りでもない。前のシーズンにもなかった。
そのときに、着ていた服の方が、そのシーズンのオススメっぽくて。
わざわざ着替えるあたりが、かわいいけど、
やっぱり、ばかだとしか言いようがない。
それでいて、その晩を一緒に過ごすのに、
わざとなのか、無意識なのか、やっぱり、
少し、ずれているし、軽く距離をとっているし、
そんなにしてまで相手してもらわなくても、
別に困らないんだけどなあ、と、笑う。
陰毛に、精液のカスがついていて、
こういうのって案外落ちないものなんだなあと、
妙に感心して、また、笑う。
あとは、映画館での電話。
ぼくと一緒にいるときに、彼女が同居していた人から、
電話を受けて、話している声。
何年かして、ぼくが電話したときに、彼女が話す声。
ほんのりとやわらかくて、甘くて、少しだけいつもより高い声。
ぼくが、きちんと性欲を向けないから、悔しくてなのか、
負けたような気がするのか、何度も、何度も、
感情のないふれあいを繰り返したこともある。
他の男や、知らない誰かのためにも、何かできてしまう、
女の子でもいいやって思えるときは、過ぎてしまったみたいなんだよ。
ぼくは、かわいそうに見えるんだろうか。
確かに、顔も悪い、頭も悪い、お金もない、セックスも上手じゃない、
気が利くわけでもない、愛らしいわけでもない、ないない尽くしで、
確かに、かわいそうかもしれないけど、余計なお世話だ。
ボランティアの愛なんていらない。
今だって、ドバイで14日間働いて、やっと1日のおやすみ。
かわいそうっていうか、もう、あやしい宗教の修行でもしているのかって思う。
でも、本当にかわいそうに見えるのは、きっと、
ずうっと消えてしまわない愛があると信じていることなんだろうけど。
笑えばいいさ、むしろ、笑ってほしいんだよ。
誰にでも見つかるものだったら、つまらなくなっちゃうから。
誰かの心の中で、愛って大きく書かれた椅子に座って、
あたたかな日の光をあびて、うとうととしていたいんだよ。
そのために、少しくらい大変なことは、どうでもいいんだ。
本当に、どうにでもなるし、どうでもいいんだ。


ドバイの暮らしを明るくする計画で、今朝は、
SHUTTERって映画を観に行った。
リングとか呪怨のハリウッド版と、同じ系列。
何がいいって、奥菜恵が、久しぶりにかわいいこと。
役も、結末まで見ると、割といい役だったのかなあと思える。
でも、話自体は、気分が悪くなるもので、
見終わった後に、うへえってなった。
ホラーで、いつも通り、変な音がするシーンでは、
ドッキリさせるようなことがあるのだけど、
どちらかというと、ミステリーみたいな感じ。
間違っても、夏に女の子とデートするのに、
観る映画ではないということだけは言える。
夏だしホラーだしいいんじゃねえの、って行くと、
なんだか、険悪な感じで出てくる羽目になるかも。
映画を作った人の感情なのかなんなのか、
ニューヨークの人とか、アーティストと、
言っているような人たちが、
きらいなんだっていう感じが滲み出てるし。
それなのに、アメリカで映画を作っている、
なんか、妙な舞台裏感が、落ち着かなくさせる、
一番の理由なのかなあとも思う。


長くなっちゃった。

必要

必要という言葉を考える。
きみが誰かに、必要とされているように、
ぼくも、誰かに必要とされたい。
必要とされるだけで、涙が出る。
星を数えるだけで、涙が出るように。
できれば、きみに必要とされたい。
ぼくにはきみが、必要なように、
きみにも、ぼくを必要としてほしい。


昔、昔、そんなことを考えていた。


3月もやっと終わりの日がやってきて、
ほんの少しだけ、安心する。
ずいぶんと長い3月は、いろいろなものを、
奪うように、過ぎていくのだな。
新しく移った寮の、雰囲気が、
とある施設に似ていて、気が滅入る。
でも、よく眠れているし、1時間以上、
通勤の時間はセーブできるし、いいことだと思う。
ひとりでいると消耗は激しいし、
ここで学ぶものはそんなにたくさんはないけど、
考え事をする時間は多くなる。
それが、いいとか、わるいとかではない。
余計なこともたくさん考える。
今しか、考えないようなことも考える。


映画は、先週、やすみなしだったせいで、
ちょっと、たまっている。
THE EYEと、DOOMSDAYは観た。
ジェシカアルバの大根っぷりは、
なぜか深田恭子を連想させる。
でも、THE EYEは、なんと、
ハッピーエンドで、驚いた。
ぐでぐでに終わるのかと思ったから。
DOOMSDAYは、最高に面白かった。
なんだか、首をはねられたり、
結構、血が飛び散るタイプの映画なのだけど、
勢いのある画面で、楽しくなる。
モヒカンにしたくなったりもする。
一番大事なのは、ヒロインの、Rhona Mitra。
ケイトベッキンセールたんぽい。
演技なのかどうか判断しかねる、
妙な台詞回しがいかしている。
そして、次のアンダーワールドのヒロインに、
決定しているみたいなので、あー、
そういう方向に作ってるんだーって思った。
ああいう、強そうなおかっぱの女の人はいい。
喧嘩したら余裕で負けそうな女の人。
今期のアクションバカ映画で一番のオススメとしてランクイン。
イギリスに詳しい人なら、3倍くらい楽しめそう。
IRON MANの予告は、それにしても、興奮する。楽しみだなあ。

なんで

こっちで働いている日本人は、皆、
もっといいポジションで働いている。
ひとり部屋だし、お給料もいいし、
これから日本人向けにビジネスを展開するのに、
もっと待遇は良くなるだろう。


そんなことを言われた。
そんなことを言われてもな。
生活のための仕事や、
日本にいられないから選んだ仕事なら、
たぶん、もっと、いいポジションで、
適当に遊ぶお金があって、ひとり部屋で、
そういう方がいいのだろうけど。


でも、よく、わからない。
今しているような努力は、つまらないことで、
間違っているのかもしれない。
この先、何にもならないのかもしれない。
ぼくが一番、何もわかっていなくて、
何も、真剣に受け止めていないのかもしれない。
決め付けちゃいけないと思いながら、
キッチンで働かなくちゃいけないと、
決め付けていたのだろうか。
よく、わからなくなってきた。


わからないことが増えすぎてしまって、
それだけで何もかもがいやになる。
皆、勝手にすればいいんだよね。
ぼくも、好きなようにするから。
なんか、いろいろ、くだらないやり方で、
背負おうとしているような気がしてきて、
とても、とても、ばかみたい。
約束じゃない約束なんて、
本当は意味がないって思うんだろう?
ぼくは、それでも、何か、
信じたかったんだよ。

もう

時間が止まってしまったんじゃないかと思った。
3月は、忙しかったり、いろいろあったりで、
とても、とても長く感じた。
できれば、あっという間に過ぎてくれると嬉しいなあ。
そうしたら、あっという間に、帰れる。
そんな都合良くはできてないか。


時間は平等。
いいことがあるときも、
いやなことばかりのときも、
同じように過ぎていく。

気がついたら

3月になってた。雨期(冬?)は終了して、
これから8月くらいまで、気温は上り坂。
50度とかになるらしい。死ぬべ。間違いなく死ぬべー。


かわいい女の子と、暑い中、表に出ないで、
部屋で、一日中、いちゃいちゃしたい。


でも、雲ひとつない空は、なかなかいい。
日の光に弱くなければ、もっと、
ビーチで過ごしたりできるんだけどなあ。
日焼け止め塗っても、痛いんだよ焼けると。
やけどしても平気なのに、日焼けはダメってどうよ。